「トリックオアトリート!!」
朝一番、鍛錬の合間にお茶をすすっていた幸村に向かってそう叫んでみる。
もちろん理解できないと分かっていて。
「な、なんでござるか?」
「私のいた時代には、丁度このくらいの時期に、ハロウィンという行事があるんです。それの合言葉みたいなものです」
「はろうぃん……?」
「はい。トリックオアトリートとはお菓子をくれないといたずらしちゃうぞ、っていう意味なんです」
おそらく幸村は、勝手に城を出て菓子を買ってくるか、佐助にと同じ事をするかだろう。
そして、その狙い通り幸村は佐助を大声で呼び始める。
佐助はいつも通り、すぐにすっと現れた。
耳を押さえながら。
「旦那、声でかい。聞こえてるって」
「とりっくおあとりーとでござる!」
鬱陶しそうにする佐助の様子を気にすることもなく、同じ声量で佐助に向かって叫んだ。
「旦那、団子はしばらく禁止だって」
その言葉に、さっきの会話を聞いていたのか、と残念に思う。
半分くらいは予想してたが。
そしていたずらの方が少し嬉しかったり。
もちろん幸村に対してのいたずら。
どんないたずらをするかを考えるうちに、頬が緩むとは対照的に、幸村はがっくりと肩を落とす。
「少しくらいは……!」
「旦那の少しは少しじゃないでしょ」
暫く続くであろうそのやりとりに、再びは頬を緩ませる。
そして、ずっとここにいたいと思った瞬間。
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丁度、某擬人化アニメのキャラソンをループで聞いていたら、
「な、なんであるか!」
と打ちそうになった件ww
ハロウィン大好きです。
091031