佐助が久し振りに我が家に帰ると、夜中だというのに、何故かは布団には入っていなかった。
しかし何故か寝ていた。

寝違いそう、なんて見当違いなことを思いながら、肩を優しく揺する。


ー、風邪ひくよー」
「……ん……? さ、すけさ……ん!?」


完全に覚醒したのか、語尾の勢いはすごいものだった。
寝顔を見られたのが恥ずかしかったらしく、は徐々に顔面を朱に染めていった。

いつも見てるのにな、と思ったが、あえて口には出さなかった。


「あれ?」


ふと見てみると、布団が2枚敷いてある。


「なんで布団敷いてあるのに、ここで寝てたの?」
「え、あ……その……」


明らかに不自然な口調に、佐助も最初は疑問に思ったが、次の言葉を聞いて、にやりと表情を変える。


「幸村様に、佐助さんが、今夜……帰ってくるって、聞いて……」


段々ボリュームが下がって、聞き辛くなったが、佐助の耳には全て届いた。


「待ってたんです……任務、長かったから……」


確かに今回の任務は長かった。
何しろ週単位ではなく、月単位だったから。


「ふうん、寂しかったんだ?」
「や、その……」
「何?」
「……はい」


それだけ言っては、暗闇でも充分わかるほど、紅くなっていった。
そんな様子が微笑ましく、いつまでも眺めていたい、と思ってしまう。


「さ、佐助さん! 疲れてますよね! 寝ましょう!」
「えー」
「さ、さ、寝ましょう!」
「はーい」


同じ布団にでも入ってやろうかと考えたが、さすがに本気で疲れていたので、それはやめた。

うん、また今度。




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***
久しぶりにお題をやってみたら、案の定短くなってしまった。
しかもなんか二番煎じっぽい。


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