「ねー、ちゃんもそう思わない?」

「何がですか?」

「なーんかさー、豊臣軍って暗い人多くなーい?」

「"闇"の婆娑羅の方が多いですものね」

「そのせいなのかなー。でも秀吉様も明るいとは言えねーよ?」

「そうですね……。でも私からすると、皆様不器用なのだと思いますよ?」

「ぶ、不器用?」

「お優しい方ばかりなのに……誤解されやすいといいますか」

「………………」

「あら、信じられないというお顔ですね」

「いや、だって! 秀吉様はよくしんねーし、半兵衛様は優しい方だと思うけど! 刑部さんなんて何考えてるかわかんねーし、三成様には殺されそうになったことはあるけど!」

「ふふ……左近様にもいつかお分かりになりますよ」

「うーーーーーん……」

「もちろん左近様もお優しい方だと思います。とても」

「……それはわかりにくいという意味で?」

「いいえ、左近様は真っ直ぐで誰から見てもです。でも誤解はされやすいんじゃないですか?」

「えー?」

「左近様はいつも巫山戯ているように見えますが、いつだって三成様と同じだけ真面目です」

「……逆になんか誤解してね?」

「そんなことはありませんよ。左近様のそのようなところには惹かれ――――」

「左近貴様ッ! まだ私は貴様に戯れを許可していない!! 今すぐ執務に戻れ! この場で残滅されたくなければ!」

「ハイィィッ! 今すぐ戻ります!」





闇色の光






(……また言えなかった)

ちゃん、俺に惹かれてるって言った!? いや、引かれてる? え!?)



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***
左近は風ですけどね。
でも性格は光っぽい。
あと秀吉はずっと闇だと勘違いしたまま生きてました。


140309