「えーと、佐助さん、それはどういう……?」
「俺様が任務行ってる間だけだから、大丈夫、大丈夫」
A Time . -05-
2人の間で先程から繰り返されている会話は、全然噛み合っていない。
朝早くにの部屋にやってきた佐助は、単刀直入にとんでもないことを口にした。
「ちゃん、今日から何週間か旦那の侍女の役目、お願いね」
と。
最初こそ冗談かと思い、聞き直しただったが、冗談じゃないと解るなり慌てだす。
「ちょ、ちょっと待ってください! なんで……」
「いつもは俺様がそういうことはやってるんだけどさ、何週間か任務なんだよ」
忍が侍女の仕事をしてるってどういうことだ、とも思ったが、今重要なのはそこじゃない。
「佐助さんが任務なら、他の女中さんに頼めばいいじゃないですか!」
何も突然やってきたに、そんな大事なことを頼まなくてもいいじゃないか。
確かに、女中の手伝いをするとは言ったが。
「いやー、この館の女中はほぼ全滅なんだよね」
は?と言い出しそうになったが、飲み込む。
全滅とはどういうことか、には全く理解出来ない。
「っということで、よろしく!」
佐助は言ったもん勝ちとでも言うかのように、忍の脚を活かし、すぐに消えた。
「ちょ、佐助さ……はぁ……」
始めこそ勢いは良かったが、忍が消えたことで、の言葉は勢いを失う。
「逃げられた……」
ポツリとそう呟き、静かにため息をつく。
そして昨日見た幸村を思い浮かべ、再び深くため息をついた。
にとって、幸村の印象は変人。
昨日の印象だけで判断するのなら、誰だってそう思うだろう。
初めは紅蓮の彼の服に負けず劣らずの赤面。
次は泣くを見て、挙動不審にあたふたする。
そして極めつけには、突然叫び出し、お館様と殴り合いまで始めた。
この情報量で、変人以外にどう判断すればいいというのか。
それに、佐助の言う、『侍女の役目』とはどういうことなのか。
佐助の言葉からすると、今日からは幸村の『侍女』という訳ではなく、あくまで『侍女の役目』らしい。
佐助の残した言葉は、に疑問と不安しか残さなかった。
(そもそも侍女と女中の違いって何だろう……)
的外れな疑問までをも抱え込んだは、ついに考え込むのをやめ、不満ながらも侍女として仕事をすべく、幸村の元へと向かう。
その様子を天井裏で見守っていた佐助は、意地の悪いな笑みを浮かべ、任務へと去った。
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み、短い……!
文章も不自然。
文才と画才と……あらゆる才能が欲しい。←
分岐の件、どうしようかな。
分岐のタイミングが分からない。
090819
100117 修正